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地球は暴走温室効果の瀬戸際

地球は暴走温室効果の瀬戸際

スペースコロニーを地上に


スペースコロニーを地上に建設しよう。



新しい都市の形態についての提案

もし仕事のために、車など交通機関を使った通勤をする必要が無く、徒歩か自転車で生活に必要な用事が済んでしまうとしたら、もし都市が都市に住む全て人々が、生きるために必要な食料や生活に必要な物資やエネルギーを、化石燃料を使わない、風力や太陽電池や核融合等の原子力で生産し、自給自足が可能であるとしたら、その都市で使用される物資が、全て再生再利用される、閉じた物質循環システムを持ち、ゴミも廃棄物もない都市であるとしたら、もしシンガポールのような都市国家さえも、食料やエネルギー都市の維持に必要な資源を、自給する事が可能であるとしたら。

相互扶助による福祉や教育システムを持ち、それぞれが食料生産システムを持ち、基本的な食料は自給自足が可能なら、人々は失業や金を失う事を恐れず、自由に自分の時間を過ごす事になる。人が生きるための土地の広さがこれまでの数十分の一の広さで十分であば、一人の農場主が、四国や北海道をも超える広大な農場を持つ意味はどこにあるだろうか。アメリカやブラジルの広大な農地も必要なくなり、必要無くなった農地を元の森林に戻す事が出来る。その結果生物種の絶滅の問題も解決する。外部からの資源を必要としないなら、資源の枯渇を心配する必要も無く環境汚染も破壊も無くなる。またロシアやアメリカのような広い国土を持つより、国土が狭く人口密度が高いわが国のような国が、効率が高く住みやすい国が建設可能で、人口爆発の問題は解決し、これまで人類誕生以来続いて来たであろう、土地を巡る民族間の紛争や戦争が無くなり国境や国家や民族さえも意味を失うだろう。

わが国でも現在の農地はほとんど元の照葉樹林に戻し、そこに鹿や狼やトラを放ち、人類以外の生物のサンクチュアリとし、人間は原則としてそこに入らない。人間は隔離された限られた狭い範囲の、五万から十万人の小さな都市で住む事になる。これまで都市住む人々の食料は、都市とは別の地域の農地で生産され、それが都市に運ばれ都市で消費されたが、この都市では都市以外に住む人々の食料も、これまでとは逆に都市内で生産するようになる。

理論的には都市の間で物資の移動もなく、人々が移動のための車を必要としないために、その生産に必要な資源やエネルギーも節約する事が可能であり、都市自体もシロアリの巣のシステムを取り入れた究極の省エネルギー都市を建設する事が出来る。それによってエネルギーの消費を抑制し、炭酸ガスの排出を極端に押さえる事も出来る

その都市共同体の維持に必要な資源が、全て循環再利用されるなら、外部からの資源は必要としないため。化石燃料やレアメタル等の、現代文明の維持に不可欠な資源枯渇の問題も解決可能であり、また都市における大量の廃棄物や、それに伴う環境汚染の問題は、現代までの都市システムが、完全な物質循環のシステムを持たないが故に発生する問題であり、私が提唱するシステムが、社会に広く受け入れられる時、それらの問題は必然的に解消する。これも私が提唱する相対通貨による、世界的資金の循環システムが完成するなら、貧富の格差はなくなり、人口問題も解決可能だろう。つまり現在の文明が抱える問題の殆ど全てが解決可能である。

以上の夢のような事が人類が、現在持っている知識や技術で十分可能です。それが可能かどうかは普通の市民がこれからその多少のコストと、犠牲を払う意思の有無の問題だけなのです。私はその都市社会システムをバイオコミニティ(方舟都市)と名付けました。



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